MONSTER HUNTER 3tri- G 狩猟日記10

気が付いた時には、俺はタンジア行きの船。
起き上がった俺に声が、
「完了だ。」
俺は、顔を上げることなく・・・静かに・・・こう呟いた。
「・・・そうか。」

船上、日の出の光が眩しい。
その瞬間、徐々に体全体の感覚がよみがえってくる。
奴に吹き飛ばされた痕、火山の熱に侵された皮膚、
あまりの激しい攻撃に融解し掛けていた武器や防具。

潮風が傷を刺激する・・・。

船尾には、俺達と互角に戦ったボロボロの砕竜の亡骸。

そうか、狩ったのか・・・。

俺はカイザーと砕竜亡骸にサムズアップ掲げた。
カイザーもそれに動じて、微笑みながらサムズアップを掲げた。


討伐完了!



■第1話 本物と狂暴 完■