自然に俺の体が、大剣のガードの構えと化して行く・・・。爆発の圧力が構えきった俺の体をふっとばす。 一瞬の出来事だったが、爆発の大きさも威力も普通の砕竜より大きいことが分かった。 あれを真面に喰らっていたらと思うと、身の毛がよだつ。 「これは、…

怒り状態でも、隙が全く無い訳ではない。 奴の攻撃の癖を見切りながら、地道にダメージを与える戦法となるが、これが確実だ。 無理に攻撃を仕掛けて勝てる相手は、下位クラスにも程がる。 そもそも、このクエストはG級(グレートクラス)。 そんな戦法を取って…

爆破の大剣で奴の足に一斬り、その直後だ！ 奴に付着している粘液が黄色く光だし、そして咆哮！ 俺は武器をしまい、カイザーも溜め斬りを一斬りしたのちすぐに距離をとる。 二人は思わず目を合わせる。もう怒っている!?普通、怒りだすまでに数発は斬っている…

慣れた相手とはいえ油断はできない。 奴の粘液を利用した爆破攻撃の威力は計り知れない。 下手を打って猛攻を喰らえば、生きてはいないだろう。 しかし、それに対抗するため機動性をガードと攻撃力、そしてリーチでカバーする大剣を装備してきた。 カイザー…