MONSTER HUNTER 3tri- G 狩猟日記11(番外編)

注意:今回の日記は「MONSTER HUNTER 3tri-」の内容です。




■(番外編)狩人の呟き その1■

此処はロックラック。
大勢の狩人が集う場所の一つだ。

今日は上位の天地
「空の王と陸の女王の狩猟」
のクエストが完了した帰りだ。

俺は此処の雷属性太刀の中では最強の「神雷斬破刀攻」
スキルで見切りを付けた装備だ。




▼スキル▼
斬れ味レベル+1
耳栓
見切り+1
罠師
砥石使用高速化




帰りの船内、今回のクエストに同行した狩人に



「君は、漆黒爪【終焉】を持っているだろう?
なぜそちらを装備しないのだ?」
と聞かれた。



「漆黒爪【終焉】」、それは此処では龍属性太刀の最高クラスに位置する太刀。
生産難度も高く、生産素材元の煌黒龍という古龍の討伐は、
ロックラックで最も難度が高いとされる相手だ。

一応俺はその太刀を持っている。
それを装備しなかった理由としてこう回答した。



「モンスターの生体に詳しいギルドから聞いた話なのだが、
まぁ彼は闘技場に管理されているモンスターの育成が主流らしいが、
そいつにレウスやレイアの生体の耐性を訪ねた際知った事だ。
どうもレウスやレイアは全体的には龍に弱いが、腹や脚は雷耐性の方がもろいそうだ。」




すると、「なるほど、だがその部位は・・・」と進めようとしたので




「そこで考えてみた。」
と相手の口を割るように話を戻した。
「1人で狩る場合は、転倒時に頭部を狙うので龍でいいとして、
多人数、特に鎚(ハンマー)がいた場合などは、
太刀の攻撃ポイントは自然に脚や胴に集中してしまう。」




同行していた狩人達が目を合わせ始めた。




「なら、多少斬れ味は劣るが
攻撃力が同じで、属性値が高い武器を選択する、
結果こうなった。」




「なるほど、そういう事か・・・。」
狩人達は納得した。




「まぁ、ある狩人の言葉通り、人それぞれだ。
それに、理由はこれだけではないぞ。」




すると狩人達が一斉にこちらを向いた。




「まだあるのか、なんだ?」
「なぁに、簡単なことだ。」

なぜか皆息を呑む。




だが、俺は笑いながら言った。
「・・・デザインだ。」




先まで張り詰めていた空気が、一気に和んだ。




「ああ〜、確かにねぇ。」




その和んだ空気のまま、俺達はロックラックへ帰って行った・・・。


■(番外編)狩人の呟き その1 完■



メモ:今現在俺は双方使っている。ほとんど気分だが、斬れ味による攻撃力・属性値上昇もかねると
   「漆黒爪【終焉】」の方がよいのかもしれない。まぁ、砥石頻度が低い分、そちらの方が安定するだろう。
   今日記は、レイア・レウスに対しては、「漆黒爪【終焉】」が無い場合、
   「神雷斬破刀攻」・「神雷斬破刀輝」に代役が務まるということの証明であると受け止めてもらいたい。以上。
   by.Masashi